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日曜大工の後の肘湯

  • 執筆者の写真: ふみ ラアル
    ふみ ラアル
  • 2021年5月1日
  • 読了時間: 3分

日本でもニュースになっているようですが、

フランスでは先週の金曜日から外出禁止令が課されました。


外出禁止令になると、急に取り組みたくなるのが日曜大工、"Bricolage"(ブリコラージュ)。

そして外出禁止令が出た金曜日に、用事があってホームセンターの近くを通ると、

開店直後からすでに入場制限!

DIYは家の中でできる、家やインテリアがきれいになる、そして体を動かせるとあって、

皆さん同じことを考えているのかもしれませんね。


最初は材料の見分け方もよくわかりませんでしたが、だんだんとペンキの種類、

道具の揃え方などがわかり、ついに電動ノコギリと電動ヤスリまで購入してしまいました。


ところが、実際にDIYをやってみると、思っていたより時間と労力がかかります。

ちょっとした引き出しを塗り替えよう、と気軽に始めてしまったプロジェクト。

午前に下準備をして、午後にペンキ塗りで終わるかな、なんて思っていましたが、

蓋を開けたら、とても一日で終わる仕事ではありませんでした。


まずは家中に埃除けのビニールシートを貼って、耳栓に手袋、メガネを装着して

電動ヤスリで残っているペンキをはがしてみます。

思っていたより、剥がれない・・・想像以上にホコリが飛びちり、腕には強烈な振動が響き続けます。

やっとなんとなく全体のペンキが剥がれたら、細部は紙ヤスリを持って手で仕上げ。

今日のところはこれまでと掃除を始めると、

「どうしたらここまで飛んでこれるの?」というところまでホコリ、ホコリ、またホコリ。

午後はひたすら掃除をして終わりました。


「女性にも簡単」という小型電動ヤスリもなかなかの重さ、加えて、紙ヤスリでの仕上げ、

ほうきに掃除機に水拭き乾拭き・・・

さらにパソコンに向かって仕事をして、夜寝るまでは残りの家事。

私の両腕は十分酷使されました。


DIYをしなくても、1日の中で腕だけ使うことは多いですよね。

在宅ワークで、体全体を動かすよりも腕だけ動かす時間のことが多いこともあります。


そんな時の救世主が肘湯です。

肘の上まで熱めのお湯に腕を浸し、赤くなるまで待つと、じわっと汗が出てきます。

腕の疲れをとるだけでなく、肘と関係のある呼吸器も楽にしてくれますので、

終わったあとは、フワッと上半身が軽くなり、発汗のおかげで体もスッキリします。


ところが・・・片付けをしていた時は、「よし、今夜は肘湯!」と思っていたのですが、

ボケーっと見ていたテレビのおかげで、肘湯のことをすっかり忘れて寝てしまいました。

翌日は、前日の疲れを見事に体に残して起床。

重い肩に鞭打ってペンキ塗りをするハメに。


「健康であるために、いかに生活すべきか」

「24時間の中の1〜2分を何に使うか」


しばらく続きそうな外出禁止。

皆様も腕の使い過ぎにはお気をつけてお過ごしください。










 
 
 

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